否定側、最後の反駁

さぁ、いよいよ、否定側、最後のパート、最後の反駁となりました。

第二反駁では、否定側は、なぜ自分たちの議論のほうが、肯定側よりも勝っているのか、議論全体を見て反駁をします。是非とも、第一反駁と第二反駁の違いを楽しんでください。

否定側第二反駁、はじめてください


4点、再反駁です。

デメリット1への反駁に再反駁します。 ドラえもんが来たのは、のび太が怠けていたらジャイ子と結婚し不幸になるのを、努力させ防ぐためで、怠けていても幸せになれるというメッセージはありません。また、のび太が科学技術に頼りすぎた結果、最後にしっぺ返しをうける寓話的な一面や、ドラえもんとのび太との友情物語的な一面を持っており、子供への教育的効果は大きいです。

デメリット2への反駁に再反駁します。 上の反駁から分かるように、ドラえもんはのび太とドラえもんがいて成立する話で、セワシ君とのドラえもんなどは、あんのないどら焼きと同じで、ドラえもんではありません。

独裁者スイッチへ反駁します。 22世紀の教育目的の道具ですから、被害は起こらないはずですし、仮に被害が出ても人的被害は何も出ていませんし、経済的損失も具体的な金額が分かりません。つまり、被害の大きさが不明です。

放射能汚染へ反駁します。 第一反駁のとおり、核融合炉は温度が上がるに従いエネルギーの逃げが早くなり 、爆発しません。よって、放射能汚染は起こりません。

議論の全体を見ます。

あくまでも被害は起こるかも知れないだけです。対して、ドラえもんは36年間、一度も事故を起こしていない実績があります。

また、現状維持すれば、のび太は幸せに結婚するので、のび太はドラえもんに殺傷されません。対して、立論で述べたとおりプラン後のび太は確実に不幸なります。

つまり、のび太について見れば、現状維持をとる方が確実に幸せになります。

次に、独裁者スイッチによる経済的損失が仮にあっても、その金額は分かりません。そもそも、起こるのかも怪しいです。対して、プラン後はドラえもんが終了してしまい、少なくとも30億円以上の損失が発生します。

起こるかも知れない損失よりも、確実に起こる否定側の損失のほうが深刻で、否定側が勝っています。

-780文字

さぁ、いよいよ、この試合も終わりです

次は、肯定側第二反駁、この試合、最後のパートです。これで、この試合も終わりとなります。

果たして、最後、どのように議論がまとまるのか。注目です。

比較してこそ、第二反駁

第一反駁では、ここの論点に対して、ここが違う、ここはこうだ、と反論していました。しかし、第二反駁は役割が違います。

第二反駁は、それぞれ、最後のパートです。そのため、結局、どうなのか、それを第三者へ示さなければなりません。そして、それを第三者へ示す、つまり、こうこうこういう理由で、否定側のほうが勝っているとか、肯定側のほうが勝っていると、説明するのが第二反駁です。

この比較、これが試合結果を大きく左右してくることは、言うまでもありません。

 
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